Where are you from?と外国人観光客に質問した事はありますか?もしくは、自分が聞かれた時にはどうやって答えますか?
1.同じ言葉でも状況により、意味が変化する言葉
例えば「すいません」という言葉。どういう意味を想像したでしょうか?私たちはこの「すいません」という言葉を“Excuse me.”という意味だけでなく“I’m sorry.”もしくは“Thank you.”という意味でも使います。このように1つの言葉が複数の意味を持つ場合があります。
2.Where are you from?という表現
そこまで丁寧な意味はありませんが、「どちらからいらしたのですか?」というとても大ざっぱな質問です。私たちが海外でこの質問をされると「日本から来た」と答えますが、日本国内で外国人に聞かれたら「どこの都市出身か聞いているのだな」と推測して答えますよね。この質問は時や場所によって意味が変わる質問なのです。
外国人に対しても同じことで、「どこ出身?」というやりとりは自国内で頻繁にあります。その流れで都市や州の名前を反射的に答える外国人もいます。(特にアメリカや首都近郊に住んでいる人に多いです。)国名もそうですが、都市の名前は英語で表現すると日本人には聞きなれない名前が多いです。せっかく外国人観光客に英語で質問したのに、何を言っているかわからない、とならないため日本語と英語の言い方が大きく異なる国、都市名をいくつか紹介します。
(1)国
オランダ→the Netherlands(ザ・ネザーランズ)
ヨルダン→Jordan(ヂョールドゥン)
スイス→Switzerland(スウィツァランド)
トルコ→Turkey(ターキー)
イギリス→United Kingdom(ユナイテッド キングダム)
(2)都市名
ウィーン→Vienna(ヴィエナ)
アテネ→Athens(アスンズ)
ワルシャワ→Warsaw(ウォーソー)
ナポリ→Naples(ネィポゥズ)
他にも探せばキリがありませんが、自分の会社やお店に来る外国人、もしくはこれからターゲットにしたい外国人の傾向を掴み、その国に関連する都市や名産などを覚えておくと会話のきっかけも掴みやすいですね。
3.大切なのは「外国人」とひとくくりにしないこと
“Where are you from?”(どこからきたの?)と聞いて“I’m from abroad.”(外国から来ました。)と答える外国人はいません。それぞれに国があり文化があります。どの国の、もっというとどんな年齢層の性別の人をお客様にしたいのかしっかり決めてアピールすることでやるべきことが見えてきます。
欧米の人をターゲットにしているのに中国語のサイトを作ったりはしない、ということです。
by Goichi Hikino