インバウンド考察

DMO日光から見える日本版DMOの役割

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2018年3月19日に日光街道ニコニコ本陣で「稼ぐ日光、さらなるブランドバージョンアップの具体化に向けて!」と題してDMO日光シンポジウムが開催されました。トラベルボイスでも紹介されましたね。2017年時点で日本全国で100件以上登録されている日本版DMO。そもそもDMOって何?日本版?日光ではどんなことしてるの?などなどDMOについて1から紹介します。

2018年9月19日追記

DMO日光の新たな企画スタート!その名も「あいに行く、NIKKO ~日光まるごと体験旅~」
ネイチャーガイド、トレッキングガイド、街歩きガイド、などなど日光中の様々なガイドが!広~い日光をたくさん楽しめる企画です。もちろんKGTも参加しています。

【10月~11月】歴史とともに蛇王(じゃおう)の滝を巡るツアー
あいに行く、NIKKO チラシPDF

1.日本版DMOとは?

DMOとはDestination Management Organizationの略です。直訳すると「旅行目的地をマネジメントする組織」ですが、地域がインバウンドツーリズムを主導するシステム、組織と捉えています。DMOの役割はとても広く、観光集客はもちろん、観光資源の管理、データの分析、観光戦略の立案、具体的施策の効果測定、広報、などなど多くあります。

簡単に言うと、自分達の地域にたくさん観光客を呼ぶために、行政も民間も協力しながら、地域全体で盛り上げていこうぜ!色々やっていこうぜ!というのがDMOです。“日本版”と呼ばれていますが、日本のDMOは“観光”に特化しています。海外のDMOは農業や漁業など地域で採れた作物をお客様にたくさん届けようぜ!など地場産業との連携例も多く、日本版DMOと役割が異なるようです。

2.日光のDMOは何を目指しているの?

DMO日光の代表、渡辺広之氏によると日光市は全国でも3番目に面積が大きい市でもあるし、たくさんの事業者がいるが、今の状況は良く言えば個性的、悪く言えばバラバラとのこと。

今まで観光資源や日光市の魅力、観光客の動向などを評価、分析する機関もなく、マーケティング調査(観光客が何を求めているか調査)をしても具体的な戦略に結び付ける機関もなかったので、DMO日光がその役割を担います。

3.ややこしいからまとめてみた

①DMO日光が日光に訪れる観光客が何を求めて訪れているのか、そして観光客が満足するにはどういうことをすればいいのかを徹底的に調査→②具体的な観光商品やプランを提案し、各事業者が協力して実行→③やってみた結果、ここ改善した方がいいかも…DMOに提案→④改善点踏まえてさらに調査&提案。以下エンドレス。

こんな感じでしょうか?日光の観光を盛り上げたい!と思っている人が誰でも必要なデータを手に入れることができ、関係業者と連携することができる。どこかが1人勝ちするのではなく、日光市全域で稼いでいく、というのが未来の日光市の姿。

乗り遅れないよう、KGTもガイド部会に参加しています。栗山はもちろん、他の地域とも協力しながら楽しいツアーをたくさん考えていきます。

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