ダムと聞いて何をイメージしますか?ダムは栗山郷のような山間部だけでなく都心部にとっても欠かせない存在です。機能しているだけでもありがたいのですが、このダムを観光資源として活かす所も増えています。
1.インフラツーリズムへの注目
道路や電気、ガス、水道などの設備、工場などのインフラストラクチャー(生活に必要な設備)を観光資源として活かすのがインフラツーリズムです。ダムもそのうちの1つ。国内のダムツアーも全国的に増えてきていますし、日本人向けの海外ダムツアー巡りも登場。(参考:スイスのダムをめぐるツアー)
2.インバウンド市場におけるダムの存在
では、インバウンド市場でダムは観光資源になれるのか?答えはYESです。すでにダムをインバウンドに活用している所もあります。
(1)栃木県日光市湯西川ダム
水陸両用バスを活かしたダム観光は、国内外の観光客に非常に人気です。NIKKO KURIYAMA HIKYO EXPERIENCEでも外国人に楽しんでもらいました。
また、水陸両用バスは台湾のメディアでも紹介されました。(参考:外国人観光客を呼び込む日本、インフラさえも観光資源に=台湾メディア)
(2)アメリカ、Hoover dam(フーバーダム)
多くの旅行会社がツアー化しているフーバーダム。メタサーチサイト(旅行商品などの料金比較サイト)の代表格であるトリップアドバイザーでもかなりの高評価。ダイナミックなツアーも多く、内部見学はもちろん、ヘリコプターやセスナツアーなどもあります。
3.外国人はダムをどう思ってる?
ダムは治水のために必要な設備であり、世界各国にあります。しかし、「ダムの中を見学する」という体験は外国人にはとても新鮮。水陸両用バスやラフティング、ヘリコプターなどの体験とミックスさせることでそこでしか体験できないプランの完成です。外国人モニターツアーの時のアンケートコメントを一部紹介します。
2016 湯西川ダム 技術的な説明をしてもらって楽しかった。ダムの技術はかっこよくておもしろい! インドネシア・男性
2017 水陸両用バス The trip included the tour to dam. Learned lots of information about the dam.(このツアーはダム見学も含まれていて、ダムについてたくさんのことを知ることができた) アメリカ・女性
2017 水陸両用バス 外国人にとって言語の説明がなくてもOKです。いい体験でした。 台湾・女性
4.ギャラリー(日光市にあるダムを1部紹介)
栗山だけでも6基のダムがあります。現在、ダムの魅力を盛り込んだツアーを企画中ですのでお楽しみに♪